日本の梨はほぼ球形であるのに対し、西洋梨の外観はたて長で、デコボコとしていてお尻が大きい独特なビン型をしているのが特徴です。果肉はジューシーで芳醇な香りと、ねっとりとした濃厚な甘み、とろけるような舌触りを味わえます。ただ、西洋梨は和梨と違い収穫後すぐには食べられず追熟が必要なため、食べ頃を見極めるのが少し難しいですが、香りが強くなり、軸の付け根を指で押さえてみて軟らかさを感じる頃を目安にすると良いでしょう。

品種にもよりますが、デコボコしていていびつな形をしていても、あまり味に関係はありません。持った時に重みを感じるもの。そして、果皮に傷があるものは腐りやすいので、傷がなく部分的に軟らかくなったりしていないものを選びましょう。

まだ硬い場合は追熟させる必要があるので、乾燥しないように紙袋などに入れて15～20度前後の部屋に置いて保存します。追熟し食べ頃になった物は、ビニール袋などに入れ野菜室で保存してください。しかし、西洋梨は冷蔵庫での長期保存には向いておらず、完熟した物は傷みやすいので早めに食べきるようにしてください。

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