エシャロットは西洋料理の香味野菜として欠かせない食材です。
エシャロットはほとんどが輸入品で、玉ねぎを小さくしたような形をしています。内側の鱗形は表面が薄い紫色で中は白く、レッドオニオンに似ています。しかし、玉ねぎのように1つのかたまりではなく、2つ以上に分球しているのが特徴です。味は、玉ねぎより少し辛くて甘味が少なく、ニンニクよりまろやかな風味と香りがあり、フランス料理やイタリヤ料理では香味野菜としてよく用いられています。エシャロット(フランス語)は、生食用に軟白栽培された根ラッキョウの「エシャレット」と間違われることが多いため、「ベルギーエシャロット」や英語名の「シャロット」という呼び名で区別したりしています。
表面の皮が乾燥していてツヤがあり、持ったときに硬さと重みを感じるものが、水分をしっかりと保っていて美味しいエシャロットです。芽や根が出始めているものは避けてください。
エシャロットは香味野菜として扱われることが多く、細かくみじん切りや薄切りにして肉や魚料理の上に散らしてソースと一緒に食べたり、すり下ろしたものをドレッシングに入れるなどマリネやサラダに使うのが一般的です。また、みじん切りにしたものを炒めると良い香りがします。
エシャロット